オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

アンガーマネジメントのキモかもしれない『期待』というハードルの調整

怒りの正体について、「アンガーマネジメント」において解説されています。

怒りというか、イライラしたり、カチンときたいする要因は、「期待を裏切られたことに対する」負の感情でしょう。

だから家族、特に子どもに対して当たりがキツくなります。

それは、我が子への期待はかなり高いでしょうから。

logmiBizというサイトに『部下への「厳しい指導」が生む2つの悪影響
メンバーのやる気とパフォーマンスを引き出すマネジメント法』という記事が掲載されていました。

logmi.jp

これは、6月11日(火)に開催されたウェビナーの内容を記事化したもののようです。

この記事中では、一般的なアンガーマネジメントへのアンチテーゼも踏まえて解説されています。

私としては、「6秒ルール」は効果がありましたし、そのうえでの呼吸を整えることで怒りの感情を抑えられるようになったので、アンガーマネジメント自体は効果的だと考えている立場です。

最近は、よっぽどのことがなければ怒ることはなくなりました。

一方で、この記事内で指摘されている「期待」については、私も同じ考えです。

仕事だけではなく、プライベートを含めて振り返ってみても、怒りの感情がわくときの多くは「期待を裏切られた」ことによるものが多いと思います。

そういう意味では、「過大な期待」を一方的に抱くのはアンガーマネジメントとしてもよくありません。

目標管理においても、「期待の伝達」と「部下との交渉」が成功の秘訣と考えています。

相手がその期待に応える気が無いのであれば、空回りしてしまいます。

「私は、あなたにこんな期待をしているんだけど、どうだろう?」と相手の意向を確認することで「嬉しいです!がんばります!」となるか、「いや・・・ありがたいんですがさすがに厳しいです」となるか・・・

そのうえで交渉を通じて、期待値のハードルを調整することが大切です。

これもアンガーマネジメントの一環になるかも知れませんね。