オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

AIで「最初に奪われる仕事」と「最後まで残る仕事」──その違いと、いま備えるべき力とは?

AIの進化は目覚ましく、もはや“未来の話”ではなく、“目の前の現実”となっています。

Forbes JAPANに掲載された記事『AIで進む自動化、最初に奪われる仕事はどれだ?』では、その影響がどこから始まるのか、そしてどのような仕事が生き残るのかが具体的に語られていました。

forbesjapan.com

📉 最初にAIに奪われやすい仕事とは?

AIの得意分野は、「大量の情報処理」と「ルール化された業務」です。つまり、定型的で繰り返しの多い仕事ほど、AIによる代替が進みやすいということ。

影響を受けやすい職種の一例:

これらはすでにAIによる“部分自動化”が進行しており、「働く人のスキルアップや再設計」が強く求められる領域でもあります。

🛡️ それでもAIに“奪われにくい仕事”は?

では、AI時代においても「人間の力が必要とされ続ける仕事」とはどんなものでしょうか?

Forbesの記事では以下のように挙げられていました:

  • 医療・看護・カウンセリングなど、共感と信頼が求められる職種

  • 教育や指導、研修など、感情と柔軟性が重要な場面

  • チームマネジメント・リーダーシップなど、状況判断と人心掌握が必要な業務

AIにはできない“感情の理解”や“場の空気の察知”、“予測不能な人間関係の調整”といったスキルが、こうした領域では必須です。

💡 AI時代に必要なスキルは?

記事のまとめとして挙げられていた「AI時代に求められる力」はこちら:

つまり、「AIに奪われない」よりも「AIを使いこなす」というスタンスが求められているのです。

business.nikkei.com

🧠 AI時代に求められる3つの学問とは?(日経ビジネス電子版より)

少し古いものですが、日経ビジネスの『AIと共存する力を養う3つの学問とは?』という記事も非常に示唆に富んでいました。

駒澤大学井上智洋准教授の提言:

1. コンピューターサイエンス

アルゴリズム的思考を身につけ、AIの“限界と可能性”を見抜く力を養う。

2. 経済学

→ 社会全体の仕組みを理解し、資源の再分配(ベーシックインカムなど)を含めた思考が可能になる。

3. 哲学

→ 抽象的な問いや価値観について深く考える習慣を持ち、思考の柔軟性を育てる。

特に哲学は、「何が正しい問いなのか?」を見つける力=“問題発見力”を育むために不可欠だとされています。


🔚 おわりに:AIに負けないのは「問いを立てられる人」

「AIに仕事が奪われる」というのは半分正しく、半分誤解です。

奪われるのは“単純作業としての仕事”であって、“意味のある問いを生み出し、他者と協働して答えを探す仕事”は、むしろこれからの時代にこそ必要とされるでしょう。

✅ AIを恐れず、
✅ 学び直しを怠らず、
✅ 「人間だからこそできる問い」を大切にする。

そんな生き方を、私たちは今から始められるはずです。