Gooニュースに『やりたくない仕事は「時間がかかる仕事」「メンタルを削られる仕事」…500人にアンケート』という記事が掲載されていました。
この記事において、「やりたくない仕事」はタイトルにもあるように「時間がかかる仕事」だということです。
当たり前といえば当たり前ですね。
そのうえで、「時間がかかる仕事」・・・例えば、『10時間かかる仕事を8時間で終わらせることができれば、効率が高い』と考えることは多いと思います。
しかし、そのように発想することは『本質』ではない、という考え方をする人もいます。
本質的な効率化とは、『「必要のない作業をやめる」ことを最優先』に考えるとのことです。
つまり、『「作業は必ず目的を明確にしてから」を鉄則』にしており、作業の必要性や優先順位などを考えてから取りかかるようです。
この考え方は、ドラッカーも言っていることです。
『集中のための第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。』
特に、『過去上手くいっていたけれども今では非生産的であり、そのまま続けられている仕事』をやめる判断をすることが難しく、ある意味、勇気が要ります。
そして、優先順位を考える前に「劣後順位(成果がそれほど上がらない仕事、つまり「退けるべき仕事」の順位をつけること)」を検討することが大切です。
ドラッカーも『どの仕事が重要であり、どの仕事が重要でないかの決定が必要である。唯一の問題は、何がその決定をするかである。』と言っています。
なお、劣後順位については、他者に委ねる態度では判断を誤るため、自分自身の意志で勇気を持って決めることが大事です。
人は、「あれもこれも」やろうとすると中途半端になってしまいます。
「急所」を定めて、集中的に取り組むことが成果に結びつくということでしょう。