オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

仕事における学びを日々の成長と捉えよう

Diamond Onlineに「仕事ができない「頭の悪い人」が考えている、たった1つのこと」というコラムが掲載されていました。

diamond.jp

「会社に使われない」生き方に対するアンチテーゼでしょうか?

この記事の中で共感できたのは、「会社で評価されない人が、社会から評価されることなんて、ほぼありません。」という言葉です。

私もサラリーマンから起業に転向したのですが、自分の会社を設立したからといって「誰からも使われない」仕事になるわけではありません。

自分の会社を立ち上げたら、今度はお客様に奉仕しないといけません。

plus.jmca.jp

私たちは、社会の中で生きていく動物なので、「お互い様」の精神は重要だと思います。

会社の中では、「後工程はお客様」という思想があります。

diamond.jp

「『自工程完結』によって良いモノだけを、後に続く工程=『後工程』にバトンのように引き渡す。そうすることにより、出来上がった最終品も、間違いなく良いモノである」という考え方です。

その他にも、会社の中で仕事をすることは、広義で考えると「社内におけるBtoB的なビジネス」感覚を磨くことにもつながるのではないでしょうか?

たとえば、仕事の状況を発注と受注のプロセスに例えてみましょう。

この場合、上司は発注者であり、特定のタスクを達成するために必要な指示や情報を提供します。

部下は受注者であり、その指示に基づいて具体的な作業を行います。

この関係で特に重要なのは、発注者(上司)が提供する情報や指示が明確であること、そして受注者(部下)がその仕様を完全に理解していることです。

このためには、仕様確認が非常に重要になります。

部下が不明瞭な点や疑問を持っている場合、確認を怠らずに質問することが求められます。

この確認のプロセスは、結果的に全員が同じ目標に向かって効果的に進むための基盤となります。

このようにして、発注者と受注者の間でのクリアなコミュニケーションと仕様の共有が行われることで、業務はスムーズに進行し、期待通りの成果が得られるわけです。

このように、仕事をすることは、どこまでいっても人と人の関係の中で進みます。

ですから、日々の仕事をさまざまな学びの場と捉え、今後のキャリアのための見方に変えてみてはいかがでしょうか?