ITmedia ビジネスONLiNEに『仕事の幸せ度、年々減少 2024年の平均は「55点」 幸せのために必要な要素とは?』という記事が掲載されていました。
この記事において、『仕事が幸せな理由として回答が最も集まったのは「労働時間が適切で、残業や休日出勤が少ない」(20.1%)』だったとのこと。
昭和の価値観から大転換したと胸が熱くなります。
一方で、人手不足により、適切な労働時間や休日勤務は増加する傾向にあるようです。
人手不足への対処には、『1位は「人材の育成、スキルアップの機会創出」(40.3%)』という結果になっているのですが、忙しい中で人材育成の時間を捻出する難しさもあります。
とはいえ、人材育成を行わないと問題解決しないというジレンマ。
ここで発想の転換が必要になります。
「人事育成=教育」という発想を変えるということです。
人材育成とは、「学習」と「行動変容」をゴールとした支援活動です。
なので、育成のためにできることは「なんでもする」のです。
日経ビジネスに『大阪の町工場で新人が起こした奇跡 マニュアル刷新で離職率大幅減』という記事が非常に示唆に富んでいます。
この記事は、有料会員記事なので全部は読めないのですが、前半の無料部分だけでも参考になります。
特に、『作業の当事者である新人が各部署でマニュアルを制作することにしたのだ。結果は大成功。多くのメリットがあった。』ということです。
私も、「マニュアルは新人に作らせる」ことを推奨しています。
分からない人が作った方が、いろいろな発見があるからです。
皆さんの職場でも人材育成のためにできることを探ってみませんか?