新入社員のOJTを担当する方については、年齢の近い方がまかされることが多くなっています。
一方で、ベテランの方が新人指導を行うことも少なくないようです。
とはいえ、ジェネレーションギャップは大きくなっているようで、OJTを任されている方向けの研修においては、「新入社員とのコミュニケーションが難しい」とか「新入社員が何を考えているか分からない」という意見が多く出ます。
日経クロステックに『新入社員のOJT、50代のトレーナーではうまくいかない?』という記事が掲載されていました。
この記事は、後半が有料記事になっているのですが、『OJTが難航する原因を年齢差と決めつけている職場は多い』という点が重要な指摘だと感じました。
昔の話ではありますが、私が新入社員の時には50代後半の大ベテランの方が指導員としてついてくれたことを思い出します。
その指導員の事は、今でも覚えているのですが、いわゆる「武勇伝」をよく話してくれました。
当時は、「また同じ話してる」と思ったことです。
しかし、仕事の経験を積むにつれ、その指導員の言っていたことの大切さを感じるようになりました。
年が近ければ、早く関係性を築きやすい反面、「お友達感覚」が行き過ぎる可能性もあります。
やはり年齢に関係なく、新入社員の成長に関心を持ち、成長を促せる人がOJTの担当になることが望ましいのだと考えています。