「人的資本経営」の観点が重要だと言われて数年経過しました。
どの程度浸透しているかは昨年度の調査ではありますが、結果が示されています。
具体的な方向性としては、「パーパス浸透」と「従業員エンゲージメント」に関する取り組みが多いようです。
その中で「従業員エンゲージメントの向上」は、マネジメントにおける重要な課題になりました。
実際、エンゲージメントの向上が生産性の向上や離職の防止に好影響であるという結果も出ています。
エンゲージメントを向上させるためには、理念の共有が重要であり、最近はさまざまな企業で理念共有に向けた取り組みがなされています。
また、1on1などの職場におけるコミュニケーションの向上もエンゲージメントに好影響を及ぼしています。
いわゆる「飲みニケーション」と呼ばれるアフターファイブでのコミュニケーション機会が大幅に減少した現代では、「アルコールのない居酒屋談義」として1on1に脚光が浴びてきています。
1on1の場では、「無礼講」で部下の悩みや不平不満に耳を傾けてあげてください。
もちろん、そこから生産的な前向きな話し合いに展開していけば、信頼関係も高まり、エンゲージメント向上につながることでしょう。