「挨拶しない自由」というキーワードが話題になっていました。
きっかけは、ABEMAプライムというインターネット番組の企画で、若者代表として登場した方の主張によるものでした。
その後の炎上もあり、「自分は挨拶をする」と釈明を行い、「挨拶をしない自由もある、という若者だっているので尊重すべきではないか」という趣旨の発言だったようです。
挨拶の重要性については、いろいろな方が主張をされています。
私は、挨拶やお礼はコミュニケーションの基盤だと考えています。
いくらコミュニケーションのスキルが高かったとしても、挨拶すらできない人とコミュニケーションを取りたいとも思いません。
挨拶やおじぎは、「私はあなたに対して敵対していません」という表明でもあります。
挨拶のできない人は、自分に対して心を開いていない人となります。
そのような人とは関わりたくありませんよね。
また、部下から「挨拶をする意味」を問われたときに「そんなの常識だろ!」と突き放してしまっては、「じゃあ、挨拶をしない自由を発動」となるかもしれませんね。
もし、部下から挨拶の意味を問われたら、ぜひとも良いコミュニケーションのチャンスと捉え、対話をしていただきたいと思います。
「挨拶のない職場」を想像して、そのような職場を好ましく思うかどうか、和気あいあいと話してみることがエンゲージメントの向上につながる一歩になるかもしれないですね。