オフィスKojo 「伝刻の詞」

株式会社オフィスKojoの社長がその刻に感じたさまざまな事象を綴ります。

改めて「経路依存性」の脱却を考える

昨年の7/26のエントリーで、

わかっちゃいるけど・・・「経路依存性」が問題解決を難しくいているのかも - オフィスKojo 「伝刻の詞」

を書きました。

「経路依存性」とは、「何らかの理由で、一旦、路線が決まる。その後、その路線が
固定化されてしまい、さらに「人々がそのルートに沿って行動する」ようになってしまい、 特定の路線が強化される。」という元々はW・ブライアン・アーサーらによって展開された、 収穫逓増経済 の理論における、自己強化メカニズムの一部ですが、さまざまな状況に当てはめて考えることが可能な概念でもあります。

今までうまくいった、問題なかった、慣れた・・・さまざまな理由でこれまでのやり方に疑問を抱かず、固定化していき「当たり前」になります。
実は、QC活動は「経路依存性」を打破する優れた手法でした。
ところが、「QC7つ道具」をはじめとする方法論ばかりに焦点が当たり、形骸化していきました。結果的に、ネガティブな活動として捉えられ、徐々に活動を休止する企業が増えていってしまいました。

昨日、小集団活動のご支援をしている企業の成果発表の講評に行き、話を聴いて参りました。 
そこから聞こえてくる共通の言葉は、「今まで当たり前にやってきたけど、この活動を
きっかけに当たり前が当たり前じゃないことに気づいた」というものです。

一度立ち止まり、本当にこのやり方でいいのか?他のやりかたはないのか? と考えてみることは効果的です。
その際の発想として「今までのやり方は間違っている」と考えて見直すと違った観点が浮かび上がってくることが多いのでおすすめです。

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「仕事で実現したい機会に対する意識調査」

リンクトイン・ジャパンは12月13日、日本を含むアジア太平洋(APAC)地域9カ国を対象にした「仕事で実現したい機会に対する意識調査」と題した調査結果を公表しました。

興味深いのは、その結果として「仕事への自信」について日本の回答が低いということです。これは、承認欲求が満たされない状態ですから、仕事に対しての意欲を高めることが難しいと考えられます。

職場の「認め合う雰囲気づくり」は職場を活性化するうえで重要です。「当たり前」を「有り難い」と考える意識の変容が必要な時期に来ているのではないかと考えているのですがいかがでしょうか?

japan.cnet.com

仕事でやりがいを感じるのは「お礼や感謝の言葉」--エンジャパン調べ

8月9日(木)にエン・ジャパン株式会社が「仕事のやりがいと楽しみ方」についての調査結果を公表しました。

非常に興味深いのが「感謝」「お礼の言葉」がやりがいにつながるという回答結果です。

当たり前のように感じますが、逆にいえば職場でこれらの言葉がけが少ないのかもしれません。

明るい職場づくりのためにも「感謝」と「お礼」が普通に言いあえるようになるといいですね。

 

corp.en-japan.com

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学校に残る不思議な慣習

本日のMAG2NEWSに『猛暑でも「水筒ダメ」。なぜ小学校の多くは校則を改めないのか?』というアメリカ在住の作家にして教育者でもある冷泉彰彦さんのコラムが掲載されていて考えさせられました。

www.mag2.com

また、毎朝radikoで聞いている「おはよう寺ちゃん活動中」で、作家であり評論家の佐藤健志さんもこの話題について語っていました。

 まだまだエアコン設置ができていない学校も少なくないようですが、さらに「水筒問題」についても触れていて、いろいろな問題提起がなされていました。

なかでも、「登下校中の飲用禁止」「水筒に入れるのは水・お茶以外は禁止」という点は改善できないものかと思われます。

まず、登下校中は屋外でもあり、熱中症になりやすい環境だと思います。さらに熱中症対策には「水分・塩分」が必要といわれており、せめて「経口補水液」ぐらいは認めてはいかがでしょうか?

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わかっちゃいるけど・・・「経路依存性」が問題解決を難しくいているのかも

最近の猛烈な暑さにもかかわらず、エアコンをつけなかったり、外の活動での対処を怠ったりしてしまうことで熱中症になってしまう方がいるというニュースを聞くと心が痛みます。

また、ハラスメントやいじめの問題、振り込め詐欺のような大きなニュースになった問題が解決に向かわない、女性活躍やダイバーシティコンプライアンス上の問題など「わかっちゃいるけど・・・」ということも少なくない現状です。

これらの問題、実は「経路依存性」で考えてみるとしっくりくるのではないかと考えています。

「経路依存性」とは、「W・ブライアン・アーサーらによって展開された、収穫逓増経済の理論における、自己強化メカニズムの一部」とされています。

経路依存性 | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

『小さな出来事や偶然により決まった初期の市場シェアがその後も支配的になる「経路依存性」』

三橋氏の表現を借りると『何らかの理由で、一旦、路線が決まる。その後、その路線が固定化されてしまい、さらに「人々がそのルートに沿って行動する」ようになってしまい、特定の路線が強化される。』ということのようです。

例えば、以前にも取り上げた「ノック3回問題」も、「いつの間にか当たり前になってくる。そして、全国的な常識になってしまい、異論を述べると無知と見なされてしまう。」ということです。

熱中症問題も、「昔はクーラーなんかなかった、今の若い者は根性が足りない」という精神論があるといわれています。単純に考えても、私の子どものときと今では、暑さが全然違うと思います。精神論でなんとかなるレベルではありません。

また、ハラスメントなども「俺は、叩き上げでやってきた。弱音を吐くなど、今の若い者は甘い」「昔は、下ネタがスキンシップの一環だった。今の若い者は冗談も通じない」「今までこうやってやってきたのに、今さら・・・」という素朴な意識が職場風土としてしみこんでいることも一要因です。

これらの意識も「経路依存性」で考えてみるとしっくりきます。「パラダイムシフト」というと難しく感じるのですが、「時代は変わる。自分も変える」という考え方は重要なのだと考えています。

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「若者から学ぶ大人」の実態調査

株式会社 リクルートマネジメントソリューションズは7月10日(火)、『大人は若者から何を学べるか。若者に抱く”違和感”こそ学びのヒント』というタイトルで“なぜ大人は若者から学べないのか?(オトマナ)プロジェクト”における実態調査結果を公表しました。

www.recruit-ms.co.jp

その記事中で興味深かったのが、「自分よりも若い人が、思ったことを何でも気兼ねなく話せるような雰囲気づくりや接し方を意識している」で、「若者の力を引き出すためには、「自分の素を出すことへの安心感」が大事」ということです。

これは、Google社の調査でも明らかになった「心理的安全性」を問うもので、これからの職場づくりを考えるうえで重要な視点だと思います。

bizhint.jp

ハラスメントをなくすためにも「心理的安全性」の観点は大切にしていきたいものです。

「Off-JTも生産性向上にとって有効性の高い無形資産投資」

6月11日に独立行政法人 経済産業研究所『企業の教育訓練投資と生産性』という論文を公表しました。

内容は非常に興味深く、「日本企業においてOJT が重要な役割を果たしていると考えられてきたが、Off-JTも生産性向上にとって有効性の高い無形資産投資であることを示唆している」という結論は、教育訓練投資の有効性について論じており、意義があると思われます。

また、「サービス産業において人的資本投資が過小になっている可能性」について示唆されており、今後の成長戦略を考えるとサービス産業がより人的資本投資を行うことが重要であると考えられます。

さらには、「企業による教育訓練投資の果実は、企業と労働者がそれぞれの生産への
貢献に沿った割合で享受」という点も参考になる観点です。

いずれにしても、「働き方改革」を進め、生産性の向上を図るためには、教育訓練投資は有効な手段であると考えられます。

「企業は人なり」の精神で、共に成長していきたいものです。

 

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