インストラクショナルデザイン
ChatGPTを使っていろいろと研究をしているのですが、その第一弾として「専門家同士の架空対談」という企画を行ってみたのです。 note.com これがなかなか面白く、それぞれの分野の専門家が本当に話しているのではないかと錯覚するぐらいのディスカッションが…
人材育成の核になるアプローチが「コーチング」です。 一方で、「コーチングは意味が無い」と言う人も少なからずいます。 marketing-full-support.co.jp もちろん、コーチングが効果を発揮しない場合もあります。 例えば、コーチングが効果を発揮しないケー…
人材育成の業界にいると「研修効果」についての関心はどうしても高まります。 特に、私のようにインストラクショナルデザインに携わる人間からするとよりその関心は高まります。 PR TIMESというサイトに『中堅社員の60.8%が企業研修で成長が感じられていな…
Yahoo!ニュースに『「新人に可能性感じた」 35人の新入社員が講師、役員に助言 立場逆転の研修を初開催 NEC』という記事が掲載されていました。 news.yahoo.co.jp この記事は、電波新聞がソース元のようです。 非常に興味深い記事なのですが、『新入社員が講…
ITmedia ビジネスONLiNEに『仕事の幸せ度、年々減少 2024年の平均は「55点」 幸せのために必要な要素とは?』という記事が掲載されていました。 www.itmedia.co.jp この記事において、『仕事が幸せな理由として回答が最も集まったのは「労働時間が適切で、残…
部下を指導する際のアプローチでよく取り上げられるのが「ティーチング」と「コーチング」です。 対立関係にあるよう語られことがありますが、部下の状況とスキル、心情などにより使い分けたり、組み合わせたりすることが望ましいと考えています。 マイベス…
今回は、効果的な学習環境を実現するために必要な5つの要件をまとめたM.D.メリルが提唱する「ID(インストラクショナルデザイン)の第一原理」をご紹介します。まず最初の原理は、「現実世界の問題から導入する」ということ。これは、明日にでも役立つ知…
インストラクショナルデザインの知見をグループコーチングとファシリテーションに組み込むことで、効果と効率、さらには魅力を向上させることが可能です。インストラクショナルデザインは、教育的な経験を設計し、学習者が学習目標を達成できるようにするた…
今回は、教育評価の最も基本的なモデルである「カークパトリックモデル:4段階評価法」をご紹介します。研修の担当者になると、だいたい「研修の効果を測定するよう」に求められます。そうすると、「あ!じゃあ、研修後のアンケートをとって報告しよう」と…
さて、今回の「インストラクショナルデザイン」は、フロリダ州立大学教授ジョン・ケラー博士が提唱したARCSモデルを紹介します。 ARCSモデルとは、学習者の動機づけ理論です。 ケラー博士は、動機づけモデルに関するさまざまな文献を調査し、共通す…
私は「インストラクショナルデザイン」という教育設計理論を学んでおり、その考え方を基に研修などの組み立てを行っています。 今回は、その中でも基本中の基本である「ガニェの9教授事象」をご紹介します。 フロリダ州立大学名誉教授のロバート・M・ガニ…
新型コロナウイルスの影響で、オンライン研修が注目されてきましたが、そのノウハウはまだまだ蓄積されていない状況です。 私どももここ最近、オンライン研修を連続で行いました。 3日間連続のオンライン研修で分かったことを以下に述べます。今回は、お客…
弊社は主に「人の学び」に焦点を当て、「人の学び」を支援することで組織の生産性向上などのお手伝いをすることを目的として業務を行っております。 ところで、「学び」とは何?と訊かれたらどう答えますか? 「知らないことを知ること」?「出来なかったこ…
新入社員研修も一段落し、次のステップとして管理者研修などが増えて参りました。 新入社員研修でも、管理者研修でも、「ロールプレイング」という研修技法は効果と効率を高めるうえで優れています。 しかし、通常の研修では、インストラクターは一人である…
インストラクショナルデザインは、「学びを支援するための方法論やモデルの集合的な考え方」と捉えてもいいと思います。 コーチングは、「教えない学習支援の方法論」といえるでしょう。 と考えると、インストラクショナルデザインの考え方を活用したコーチ…
OJTのノウハウ本は様々出ていますが、日本語翻訳されていない書籍に『Structured on-the-job Training』があります。 この書籍は、「多くの企業ではOJTが無計画に行われている」ことに対するアンチテーゼと学習理論に基づいて実施することの提言がなされ…
憤とは「発憤」の憤です。 辞書の定義でいえば、「これから大いに励もうと精神をふるいおこすこと」で、分かりやすくいうと「ワクワク」する状態であることです。 つまり、孔子は「ワクワクする気持ちのない者には教えない」と言っているのです。 これは、イ…
インストラクショナルデザインでは、学習を促進するための仕組みである教育システムに関する研究も進んでおり、教育システムを開発するプロセスをさす教育システム設計という考え方があります。 中でも、ADDIE(Analysis:分析、Design:設計、Development:…
人材意育成を担当しているものにとって、教育の効果測定は悩ましい問題です。そこで、注目されるのがカークパトリックの「4段階評価モデル」です。 このモデルは、1954年に構想され、1959年に公表された伝統的な枠組みあり、人材育成に携わる者のバ…
人材開発研究が進んでいる欧米では、インストラクショナルデザインという考え方が一般的です。 インストラクショナルデザインとは、学習者が効果的・効率的そして魅力的な学習が進められるよう支援することを目指し、教育学や教育心理学、学習科学などの理論…
インストラクショナルデザインを構成する重要な要素の一つである学習理論は、第二次大戦中の米国において、バラス・スキナーらの研究などを中心にした行動主義心理学の知見を基に、効果的に学習者の行動変容を促すためのノウハウとして蓄積されていきます。 …
日本企業における人材育成の現場では、大企業はともかく中小企業においては、人事部門や場合によっては総務部門の片手間のような仕事になっていることが多いようです。 しかし、2000年頃からeラーニングの普及に合わせて認知されはじめた「インストラクショ…