最近、「KKD(勘と経験と度胸)」に頼るのではなく、データをもとに戦略立案や方針の決定を行う「データドリブン経営」が注目されています。
そんな中、『大手企業の半数以上はデータ活用が推進されているものの、管理職の約75%はデータリテラシーに不安を感じていることが明らかに』という記事がPR TIMESに掲載されていました。
この記事では、アルー株式会社が調査した結果をもとに、データドリブン経営の現状について明らかにしています。
この結果からは、『どの企業も積極的に推進しようとしている』ことや『企業としてはデータ活用の推進に取り組んでいる会社が多い一方で、管理職個人としては、データリテラシーに不安があることが明らか』になっています。
また、昨年の記事であり、有料会員限定の記事ではありますが、日経XTECHに『全社で満足な成果を得た企業はわずか2%、データドリブン経営が「残念」になる理由』が掲載されており、無料部分の記事だけでも『20年以上、データ活用に成功しない日本企業』という指摘がなされています。
このような状況に至っている背景には、『「形から入る」が残念なデータドリブン経営を招く』という有料会員記事の無料部分で『残念ポイント1:「データドリブン経営」を経営目標に掲げる』『残念ポイント2:「ツール教育」から入る』という指摘がなされています。
これらは、過去の『IT化』や昨今の『DX化』なども同様のように感じられます。
LAYERS CONSULTINGという会社のホームページで、データドリブン経営に取り組む際のポイントが解説されていますのでご紹介します。
分かりやすい解説になっていますので、データドリブン経営を進める場合は参考になさってください。
さて、ここで「KKD」の話題に戻りますが、AIの進化により「人の手による仕事の価値」について見直される風潮もあります。
そういう意味でも、「KKD」は古い、と切り捨てるのではなく、活用方法を見直すことも大切になってきたのかも知れません。
『ロジカルな技法に人間が培ったKKDをプラスすると、企業の生産性向上が期待できます。そのようなKKDは誰もが活用できるよう、工夫して共有しましょう』