退職代行サービスを運営する「アルバトロス」の代表である谷本社長自身がこう述べています。
私も全く同感です。
しかし、世間ではかえって退職代行サービスを活用した退職が伸びてきているようで残念に思っています。
4月14日の毎日新聞に「 「入社前と話が違う」 退職代行サービスに新入社員から依頼相次ぐ」という記事が掲載されていました。
「 新卒者の退職理由で目立つのは、「就労環境が入社前に聞いていたものと隔たりがある」という内容」だそうです。
ここ最近の採用難で、ついつい甘言で就活生を呼びこうもうとしているのかもしれませんが、これはかえって逆効果でしょう。
入社が近づいてきて、当初の話と違うことが分かれば、そんな信用できない会社に勤められない、と考えても仕方ありません。
最近、話題になった「いなば食品」も同様の問題であり、結果的に9割の新入社員が入社辞退をしたとのことです。
Newsポストセブンには、「 いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」」という記事が掲載されていますが、大量の入社辞退騒動から企業イメージを損なう情報が次々に暴露されています。
ビジネスの基本は、なんといっても信用と信頼です。
社員を偽るような企業は、このように公に晒されてしまう時代なのでしょう。
真摯に社員に向き合い、エンゲージメントの向上を図ることが、結果的には離職を防ぐことにつながると思います。
今一度、世間に公表している情報と実態に齟齬がないか、確認する必要があるかもしれませんね。