オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

大掃除の意義と実施頻度

職場改善の基盤になるのが5Sです。

5Sとは、「整理(Seiri)・整頓(Seiton)・清掃(Seisou)・清潔(seiketsu)・しつけ(Shitsuke)」の頭文字をとった言葉です。

5Sは、この順番が大切なのですが、「整理」と「整頓」を混同している方も少なくありません。

また、「清掃」についても、ただの掃除と考えている人も多いようです。

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さらに、掃除に関してもあまり知られていないのが「大掃除」が「半年に一回」と義務づけられているということ。

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『労働安全衛生規則で「事業者は、日常行う清掃のほか、大掃除を、六月以内ごとに一回、定期に、統一的に行うことの措置を講じなければならない」とされています(619条1号)。』

では、大掃除とは何をすればよいか、ということですが、『ねずみ、昆虫等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにねずみ、昆虫等による被害の状況について、六月以内ごとに一回、定期に、統一的に調査を実施し、当該調査の結果に基づき、ねずみ、昆虫等の発生を防止するため必要な措置を講ずること。』と定められています。

また、『例えば、コンセントに埃がたまっている事により発火して火傷する事を防ぐ為の清掃や、販売業に携わる人は、売場の什器のほこり取りや破損個所がないかどうかのチェックも含まれています。多くの売場は、半年に一回、清掃業者が入り、床を清掃して頂いたりしていると思います。あとは、エアコンのフィルターの掃除等の空調設備も含んでいると言ってよいでしょう。』という指摘もあります。

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大きな職場になると大変な大掃除ですので、この場合は外注することになると思いますが、それほど大規模ではないオフィスでは、『「夏越の大祓」は、毎年6月30日に行われる神事で、上半期の身の穢れを落とし、下半期の無病息災を祈ります。』という意味で、職場の皆さんで大掃除されるのもエンゲージメント向上につながるかもしれませんね。