NHK WEBに『「仕事より余暇を重視する人」65%に 民間団体調査で過去最高』という記事が掲載されていましたのでご紹介します。
この調査は、日本生産性本部が余暇活動に関する個人の意識などを把握するため、毎年実施しているそうです。
ところで、昭和52年の同様の調査がありましたので併せて確認していきましょう。
この昭和52年の調査では、『あなたは,日頃どのような生活目標をお持ちですか。この中からあなたの生活目標に一番近いものを1つだけあげて下さい。』という問いがあり、『平和な家庭をもつこと』が39.4%とダントツでした。
あと、『人はどういう気持ちで働くことがたいせつだと思いますか。』という問いに対しては、『働くことは社会人としてのつとめである』が『お金を得るために働く』の31%よりも多い47%だったようです。
そして、今回のテーマでもある『仕事と余暇の関係』に関しては、『仕事は人並にやり,余暇も楽しみたい』が54.1%とぶっちぎりの一位でした。
『仕事1本に打ち込み,余暇はあまり必要ではない』は5.8%と昭和の高度成長期が去り、少し落ち着いた状況になると余暇を重視するようになるようです。
現代では、ワーク・ライフ・バランスという概念が浸透してきましたが、昭和の時代にそういう観点が無かったわけではないということなのでしょう。
イメージ的には、当時の日本のサラリーマンは「働き蜂」のように思われますが、マスコミなどが作った部分も大きいのかも知れませんね。