オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

就業時間内の相談が重要?飲みニケーションの今後に迫る#コミュニケーション

ABEMA TIMESというサイトに「新入社員の相談に乗るのは定時までに? 意識調査から読み解く「理想の職場」」という記事が掲載されていました。

times.abema.tv

昨日、ご紹介した調査結果の内容のようです。

この記事では、さらに詳細が紹介されており、

「 理想の上司は「仕事の指導を丁寧に行う」「明確な理念や考えを持っている」「人間関係、チームワークを重視する」人物であり、そのイメージに近い人物として、スポーツ界では大谷翔平選手が2年連続1位となった。」

とありました。

大谷選手は、世界屈指の偉大な野球選手でありながら、ビジュアルが柔らかいこともあり上司だったら・・・と思われているのかも知れないです。

それと、興味深い内容として、

「定時帰宅志向は、コロナ禍の2020年を除いて年々増加し続けており、2014年と比べて20.8ポイント増」

だそうで、ますます時間外を嫌う傾向が強まっているようです。

そんな中で、「相談に乗って欲しい」願望があるものの、それは飲みの場などではなく、あくまでも就業時間内であってほしいということも考えられます。

いわゆる「飲みニケーション」については、年代を問わず6割の人が「不要」と答えているとの調査結果もあります。

www.hrpro.co.jp

このような状況を鑑みると、やはり適切な「1on1」は必要なのでしょうね。

転職志向新入社員増加!定年まで働く意欲

日テレNEWS NNNに「「定年まで働きたい」新入社員の約2割 転職志向高まる」という記事が掲載されていました。

news.ntv.co.jp

昨年のマイナビニュースでも、「入社する企業での勤務予定期間を尋ねたところ、男女とも「定年まで働きたい」が最も多く、約4割を占めている。」とありますので、転職志望の新入社員が増えているように感じます。

news.mynavi.jp

就活戦線を鑑みると、採用難の状況はますます厳しくなってきており、いわゆる「売り手市場」となっていることも一因だとみられています。

昨今は、企業の悪いニュースが相次ぎ報道されたことで、一つの会社に留まる事への不安もあるかもしれません。

就活生の重視するポイントも、「賃金などの「処遇面」、「社風や職場の雰囲気」、「福利厚生」の割合が高く」なっており、「仕事の内容」は相対的に下がってきているようです。

このような状況からも、職場の「働きやすさ」と「働きがい」を高めることが選ばれ、定着される企業のポイントなのだと思われます。

新入社員の理想の上司:誤りを指摘し手伝う人がNo.1!#フィードバック

HUFPOSTに「新入社員4000人に聞いた「キャリアアップにつながる理想の上司」はどんな人?「定時に帰りたい」と答えた割合、過去最大に」というトピックが掲載されていました。

www.huffingtonpost.jp

この記事では、「理想の上司はどんな人?」ということで、

【1位】間違いを指摘して正してくれる(57.4%)

【2位】自分のことをよく見てくれ、声をかけてくれる(41.2%)

【3位】具体的に手順を細かく教えてくれる(40.6%)

というランキングになっています。

新入社員は、環境変化の大きさで不安を感じており、そんな状況において適切なフィードバックをしてくれる上司が好まれる傾向にあるようです。

最近は、フィードフォワード型の指導の善し悪しよりフィードバックによる指導を望む新人が増えてきているようです。

また、「今後3年間における会社での労働時間について尋ねると、「定時に帰りたい」と回答した新入社員は48.2%で、過去の10年間で最大」となったようです。

昭和から平成の中期までは、時間外労働も厭わず、長時間働く人が「凄い人」のような認識がありました。

しかし現代の若者は、「就業時間内にいかに生産性を高めて、就業時間外はプライベートの時間に当てるかを重視するようになっており、「タイパ」という言葉がその象徴になっています。

www.hrpro.co.jp

新入社員が配属される職場においては、その働き方を見直す良い機会にしてみてはいかがでしょうか?

<店探し>で失敗しない秘訣!若手のための賢い選択術#失敗回避

DIAMOND ONLINEに「【新入社員に教えたい】頭が良いだけの「無能な若手」が<店探し>で失敗する理由ワースト1」というコラムが掲載されていました。

diamond.jp

少しキツイ表現のタイトルですが、案外難しいのが店選び。

私も若かりし頃は幹事役を仰せつかることが多くありましたので、その大変さはわかります。

この記事内にもありますが、「自分が行きたい店」を選ぶのではなく、参加する人が「行ってみたい」というお店を選ぶのがコツでしょうか。

私の場合は、「先輩、〇〇ってお店、美味しいみたいですがどうでしょうね?」というように根回しをよくしていました。

これは、仕事にも通ずるかも知れないですね。

「パワハラだ!」勘違いにご用心#パワハラ

Diamond Onlineに「【何をしてもパワハラ】新入社員への指導。三流は放置する、二流は指導する、では一流は?」というトピックが掲載されていました。

diamond.jp

2019年に改正された労働施策総合推進法、いわゆる「パワハラ防止法」において、職場におけるパワーハラスメントについて事業主に防止措置を講じることが義務付けられました。

この法律において、職場におけるパワーハラスメントは、職場において行われる
① 優越的な関係を背景とした言動であって、
② 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
③ 労働者の就業環境が害されるもの
であり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
なお、客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指
導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。 

つまり、業務における指導は、パワハラには該当しません。

逆に、業務の範囲内に当たる指導をしても、部下が「パワハラだ!」などと脅してくる場合は、逆に部下から上司への「パワハラ」に当たる可能性もあります。

www.bengo4.com

パワハラの芽を摘み、働きやすい職場にしていくためには、全従業員が「パワハラ」について理解し、勝手な思い込みで「パワハラ」という言葉を盾にするようなことのないようしたいものです。

r25.jp

そのためには、職場の人間関係を良好にすること、同じ職場で会社生活を送る仲間として接することが大事なのだと思います。

先輩の放置が問題?やばい新人の是正方法を考える #職場

女の転職typeというサイトに「 【令和版・やばい新入社員】指示する上司に「ちょっと静かにして」、入社2日目に「明日休もうかな」/働く女性100名アンケート」というトピックが掲載されていました。

woman-type.jp

この記事を読むと、確かに「やばいな」と思います。

一方で、「やばいな」と感じても、ほったらかしにしている先輩も多いようです。

その背景には、「言っても聞かない」「言ったら反論されるし面倒くさい」「嫌われたくない」などの心理が働くようです。

しかし、それでは新人の「やばい」行動は是正されません。

ある意味、「やばい」新人を増やしている原因は、職場にあるのかもしれないですね。

社会人の心得: ビジネスメールの正しいコミュニケーション #重要

現場ドリブンというサイトに「新入社員のメールはなぜ失礼なのか。「社会人業界のしきたり」ってちっとも本質的じゃないですよね?について考えてみました。」というコラムが掲載されていました。

www.bewith.net

新入社員研修では、ビジネスメールのマナーについても情報共有されます。

もちろん、体裁は大事なのですが、もっと重要なことは、相手を不快にさせない言い回しでしょう。

SNSでのやりとりに慣れている新入社員は、端的に要件を伝える傾向にあります。

ビジネス上の形式的な言い回しがまどろっこしいという思いは分かります。

しかし、そのメールは「会社」の一員としてコミュニケーションを取っていることを忘れてはいけません。

今年の新入社員研修でも、「初めて話すお相手の方に<お世話になっております>というのは変じゃないですか?」と質問されました。

その視点は、「個人」としてです。

ビジネス上のコミュニケーションは、「会社の一員」である視点が必要です。

だから、「自分は初対面かもしれないが、会社としてのお付き合いもあるので<お世話になっております>なのだ」という認識が必要なのです。

そう説明すると、「なるほど」と納得してもらえました。

会社員一年目の新入社員は、社会人としても一年目。

社会人視点を醸成する指導も必要ですね。