オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

職場の嫌なことから逃げる勇気~心を壊さずに働くための3つのポイント~

「職場の嫌なことからは逃げたほうがいい」と聞くと、「そんな無責任な…」と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、多くの働く人々が心をすり減らしている現実を前に、時には"ずるく賢く"生きる選択も必要かもしれません。

今回は、DIAMOND Onlineの記事『【たかが仕事】「職場の嫌なこと」からは逃げたほうがいい納得の理由』と、話題の書『佐久間宣行のずるい仕事術』を参考に、心を壊さずに働く方法について考えてみたいと思います。

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1. 何よりも自分の心を最優先に

「どんなに大事な仕事でも、心を壊してまで頑張る必要はない」―これは当たり前のようで、実は多くの人が見過ごしがちな真実です。

厚生労働省の調査によると、ストレスが原因で心の病を抱える労働者は年々増加傾向にあります。

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真面目な人ほど「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みがちですが、無理を続けると心の糸はプツンと切れてしまいます。

大切なのは、「真剣」にはなっても「深刻」になりすぎないこと。

仕事は"たかが仕事"と捉えるだけで心が軽くなります。

まずは自分の心を守ることを、何より大事にしてください。体調を崩して長期間働けなくなったら、結局は会社にも迷惑をかけることになります。

2. 「無理スイッチ」を自覚して、逃げることも選択肢に

佐久間氏は、誰にでも「ここが限界…」という"無理スイッチ"があると指摘しています。

長時間残業、理不尽な叱責、どうしても合わない同僚など、無理をしてしまう状況は人それぞれ。

佐久間さんの言葉を借りれば、「無理なときは逃げてもいい」のです。「逃げる=負け」ではなく、時には「逃げるが勝ち」。実際、無理を続けた結果、うつ病適応障害を発症し、長期間職場から離れる人も少なくありません。

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逃げることは決して恥ではなく、「自分を守る」ための積極的な戦略です。自分の限界を知り、適切なタイミングで距離を置くことは、むしろ大人の判断と言えるでしょう。

3. 悩むなら「期限」を決めて全力で取り組む

「今の仕事が本当に自分に合っているのか」という悩みは、誰もが一度は抱えるものです。そのとき大切なのは、ダラダラと悩み続けるのではなく、「○年続けてダメなら、異動や転職を考える」と"期限"を決めてみることです。

ゴールが見えるだけで、今やるべきことがはっきりし、前向きに努力しやすくなります。「終わりがある」と思えば、心も少しだけ軽くなるはず。期限を決めることで、現在の状況に対してより客観的に向き合えるようになります。

逃げる勇気が人生を変える

日本では「逃げる=ダメ」「逃げる=負け」という価値観が根強いですが、それは思い込みにすぎません。逃げることは、人生をより良く生き抜くための知恵でもあります。

歴史をひもとくと、徳川家康夏目漱石など、名だたる偉人たちも「うまく逃げる」ことで困難を切り抜けてきました。戦略的撤退は、決して敗北ではありません。

逃げるときのポイントは「逃げ道」を具体的に考えること。 どこに逃げるのか、誰に相談できるのか。日ごろから複数のコミュニティや価値観を持っておくと、逃げる選択肢も広がります。

転職活動でも、副業でも、新しい趣味でも構いません。会社以外の居場所を作っておくことで、「いざとなったら逃げられる」という安心感が生まれ、逆に今の仕事にも余裕を持って取り組めるようになります。

逃げてみて初めて気づく、新しい自分の強みや価値観もあります。「生き延びる力」としての"逃げる技術"は、人生をより自由に、しなやかにしてくれるのです。

まとめ ~あなたの心を守ることが、何よりも大切~

「逃げることは臆病じゃない」「たかが仕事」。

今のあなたが少しでも「つらい」と感じているなら、それは変化のサインかもしれません。

心と体が元気であれば、仕事はまた何度でもやり直せます。どうか、自分の心を大切に―時には"逃げる勇気"を持って、"ずるく賢く"働いてみてください。

完璧を求めすぎず、自分らしく働ける環境を見つけることが、長期的には最も生産的な選択になるはずです。

この記事が、少しでもあなたの気持ちを軽くするヒントになれば嬉しいです。