オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

頭は良いけど「仕事ができない人」が見落としがちな能力

DIAMOND Onlineに掲載された『頭はいいけど「仕事ができない人」が軽視している「仕事でいちばん大事な能力」とは』という記事が非常に興味深かったので、ご紹介します。

この記事では、「調整力」という能力の重要性が語られています。特にベンチャー企業のような変化の多い環境では、計画通りに進める能力以上に、予想外の状況に対応し、柔軟に成果を出す力が求められるのだそうです。

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ベンチャー企業では、突然の無茶振りや業務内容の変更が日常茶飯事です。たとえば、予算の見直しや、急なクライアントからの要求変更、新しいプロジェクトの立ち上げなど、何が起こるか分かりません。

このような状況で重要なのが、「状況を受け入れ、目的に合わせて柔軟に対応する力」です。

記事内で紹介されていた高野秀敏さんの事例では、社員の反発が予想されるシフト制の導入という難題を、データと説得力のある説明を用いて乗り越えたとあります。

単なる計画通りの遂行ではなく、柔軟な思考と調整力で困難な課題に対応したことが成功の要因だったのです。

頭の良い人ほど、論理的な計画に固執しがちです。

「こうすればうまくいくはずだ」という理論に基づいて行動しますが、現実のビジネスでは予想外の出来事が頻繁に起こります。その結果、理論は正しいが成果が出ないという状況に陥ることがあります。

調整力とは、こうした理論の枠にとらわれず、実際の状況に合わせて行動を最適化する力です。

この力を持つ人は、柔軟に優先順位を変えたり、周囲を巻き込みながら課題解決に取り組むことができます。

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DIAMOND Onlineの過去の記事『頭の回転が速くて仕事のできる人は「仕事で無茶振りをされたとき」なんて返す?』では、無茶振りへの対処法として「相手を巻き込む姿勢」の重要性が挙げられています。

例えば、短期間で大量の資料作成を求められた場合、頭の回転が速い人はこう言います:

「明日までに全部は難しいですが、ここまでならできます。一緒に他の部分をどうするか考えませんか?」

このように返すことで、自分の限界を伝えつつ、相手に解決策の一部を担ってもらう形を作ります。これにより、無理な要求を受け入れながらも、自分を守ると同時に建設的な解決策を生み出すことが可能になります。

仕事で求められる能力は、単なるスキルや知識だけではありません。調整力や柔軟性といった、「予測不能な状況に対応する力」が、現代のビジネスシーンでは非常に重要です。

特に変化の激しい環境では、完璧な計画よりも、いかに現場で対応し、成果を出せるかが問われます。これを意識することで、頭が良いだけではなく、仕事ができる人として評価されるようになるでしょう。

皆さんもぜひ、調整力を意識してみてくださいね。結果的に、どんな環境でも自分の力を最大限に発揮できるようになるはずです!