オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

仕事ができる人は「量より質が大事」とは言わない?質を追求するために必要な考え方とは

「仕事は量より質が大事」。誰もが一度は耳にしたことのあるフレーズです。しかし、この言葉に頼りすぎると、逆に成長のチャンスを逃してしまう可能性があると指摘するのが、高野秀敏氏です。

DIAMOND Onlineの記事『仕事ができない人は「量より質が大事だ」と言う。では、仕事ができる人はどう考える?』では、このテーマについて深掘りされています。

高野氏は、質を高めるためには、まず「量」をこなす経験が不可欠だと述べています。

スポーツ選手の例を挙げながら、成果を出すためには膨大な準備とトレーニングが必要であり、その積み重ねが結果的に「質」を高める土台になると指摘しています。

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高野氏が強調しているのは、仕事で成功する人ほど「量」を追求しているという現実です。例えば、彼は自身の人材エージェントとしての24年間の経験を振り返り、多くの失敗や試行錯誤を経てスキルを磨いてきたと語っています。

失敗を恐れずに打席に立ち続けることで、次第に改善点が見えてきて、質の高い成果につながるのだそうです。

この考え方は、ただ「やみくもに多くこなせばいい」という意味ではありません。

大切なのは、経験を通じて学びを積み重ね、次の挑戦に生かすことです。

量をこなす中で得られる「気づき」が、質の向上を後押しします。

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一方で、「量より質が大事」と主張する側の意見にも耳を傾ける必要があります。

LIFEHACKERの記事では、作家セス・ゴーディン氏の考えを通じて、ただの反復作業ではなく「意識的で情熱的な努力」が重要だと指摘されています。

無意味な量を追求するのではなく、一つ一つの取り組みに集中し、深く考えることで得られる成果の質を重視するという考え方です。

ゴーディン氏の具体例では、彼がクラリネットの練習をやめた経験が挙げられています。

意識や情熱を十分に注げないと感じたため、無理に続けることをやめ、新たな道を模索したのです。このように、やり方を見直す勇気も必要だとされています。

高野氏もゴーディン氏も、本質的には「量」と「質」が対立する概念ではないとしています。

量をこなすことでしか見えない景色がある一方で、その量をこなす過程で得られる経験を最大限に活かし、質を高めることが求められるのです。たとえば、初めてのプロジェクトでは失敗することが多いかもしれませんが、その経験を次のプロジェクトに生かすことで、成果がどんどん向上していきます。また、適切なフィードバックを得ることも、量を質につなげる重要なプロセスの一つです。

仕事で成果を出したいと考えるなら、「量より質が大事」という言葉だけに頼らず、まずは多くの経験を積むことを意識しましょう。そして、その経験を通じて得られる学びを大切にし、自分のスキルや価値を磨いていくことが大切です。

量をこなすことが、質を高めるための道筋となる。

このシンプルな考え方を日々の仕事に取り入れることで、確実に成長への一歩を踏み出せるはずです。

皆さんは「量と質」に関してどのような考えをお持ちですか?