憤とは「発憤」の憤です。
辞書の定義でいえば、「これから大いに励もうと精神をふるいおこすこと」で、分かりやすくいうと「ワクワク」する状態であることです。
つまり、孔子は「ワクワクする気持ちのない者には教えない」と言っているのです。
これは、インストラクショナルデザインなどでも重要視されている学習意欲に関する事柄です。
日本でも「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますし、同じく論語に「これを好む者はこれを楽しむ者に如かず(学問を好む者でも、学問を楽しむ者にはかなわない)」という言葉があります。
つまり、学びには楽しむ心が必要なのだということです。
私も「楽習」の精神を大切に学習支援をしていきたいと思います。