オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

「怒りっぽい人」

ついつい感情的になって怒ってしまうことがあります。

特に、「怒りっぽい人」は、閾値が低いようで、(俗に“沸点が低い”などと言われます)ちょっとした事でも感情的な反応をしてしまいます。

ところがアドラーは、「そもそも“怒りっぽい性格の人”など存在しない。“怒りという感情をしょっちゅう使う人”がいるだけである」と言っています。

では、怒りの感情をコントロールすれば良いか、というと「怒りなどの感情をコントロールしようとすることは無駄である。感情は“排泄物”であり、“排泄物”を操作しても何も変わらない」と言っています。

となると、どうすれば良いのか、ということになります。

つまり、“怒り”という感情を生み出した認知を修正することが大切だと考えます。

確かに、誤解や勘違い、思い込みが感情にマイナスに働き、その結果、人間関係を損ねることはありがちです。

まずは、思い込みや囚われに向き合うことが大切なのでしょうね。

 

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