企業活動において、「マーケティング」は重要なテーマです。
ところが、今ひとつ「マーケティング」について、形式的な取り組みしかなされていないような傾向が見受けられます。
「マーケティング」とは、辞書には「顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。」(出典:デジタル大辞泉)と記されています。
中でも、「顧客ニーズを的確につかむ」「最も有利な販売経路を選ぶ」ということをどのようにするのか、そこが難しいところですし、実際に何を行えば「マーケティング」といえるのか、どうもハッキリしない点が「マーケティング」の難点であると考えていました。
そこで、「マーケティング」をもう少し分かりやすく定義できないか、と考えたとき、エルブレーントラスト株式会社代表 森本尚樹氏の著書「マーケティングは他社の強みを捨てることから始まる」を知り、読んでみて腹落ちしました。
『マーケティングは、「売れる・儲かる仕組み化」』という考え方。
まさしく我が意を得たり、でした。
人の心理面を鑑み、自社独自の「強み」を追求することが、「マーケティング」の神髄なのだと思います。
今一度、自社の「独自性」、他社との違いは何なのか、振り返ることから始めたいものです。