心理学
日本の人事部に掲載された『マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2024年』の記事では、企業における最大の組織課題として「次世代の経営人材の育成」が挙げられており、人事担当者と管理職層が共に「メンバーの育成」を最重要視していること…
仕事で成功するために何が必要かと問われたとき、多くの人が「スキル」や「知識」を思い浮かべるでしょう。 しかし、DIAMOND Onlineの記事『仕事で成功する人に共通する「勇気」とは?』によれば、成功者に共通するのは「勇気」です。 この勇気という要素こ…
今回は、「仕事を感情で判断しない」という考え方に対して、今井むつみ先生が提起する疑問について考えてみたいと思います。 日経ビジネスに掲載された『今井むつみ先生に聞く「仕事を好き嫌いでするな」という無理難題』という記事では、慶應義塾大学環境情…
「夢を語ることで、スタッフのモチベーションが上がる」 夢は、前向きな姿勢につながります。 職場の仲間が、その「夢」に共感し、一緒に歩んでもらえるなら「夢」の実現に大きな前進が出来るのではないかと思います。 FASHIONSNAPというサイトに『「形にで…
今回は、あえて「学び」について概観してみたいと思います。皆さんは、「学び」とは何か?と問われてどのように答えるでしょうか?意外に思われるかもしれませんが、「学び」の定義は時代によって変遷しています。元々の学習の定義は「行動が変化すること」…
弊社は主に「人の学び」に焦点を当て、「人の学び」を支援することで組織の生産性向上などのお手伝いをすることを目的として業務を行っております。 ところで、「学び」とは何?と訊かれたらどう答えますか? 「知らないことを知ること」?「出来なかったこ…
山本五十六元帥の名言、「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」という言葉がありますが、ここでは、「ほめなければ人は動かない」と言っています。 また、コーチングにおいては、「承認」の重要性が提唱されています。 実は…
「嫉妬は他の人をけなし、批難などをするのに役立つだろう。 しかし、すべては他の人から自由を奪い、呪縛、拘束するための手段である」 -A.アドラー『性格の心理学』P.76- 「生涯にわたって妬みに満たされている人は共生にとって有用ではない。 そのよう…
ついつい感情的になって怒ってしまうことがあります。 特に、「怒りっぽい人」は、閾値が低いようで、(俗に“沸点が低い”などと言われます)ちょっとした事でも感情的な反応をしてしまいます。 ところがアドラーは、「そもそも“怒りっぽい性格の人”など存在…
若い人達が「自分探し」をするという番組を見たことがあります。 「自分は何者か?」「自分は何をしたいのか?」「自分はどういう人間なのか?」 いろいろと問いかけて、その答えを探しています。 しかしアドラーは、自分の内側を見つめているだけでは「自分…
アドラーは、フロイトが提唱した「トラウマ」について否定的です。 「トラウマ」は、言い訳に過ぎない、と考えたようです。 過去の失敗体験により、同じ課題を避けたり、再び失敗したときの言い訳に使われているという考え方です。 つまり、「できない」は「…
劣等感を克服するために、アドラーは二つの考え方を提示しています。 一つは、「優越への努力」です。 これは、他者に対する競争心や嫉妬心を克服するために努力をすること、だと言っています。 二つ目は、「完全への努力」です。 これは、周囲の人達のため…
誰しも、何らかの「劣等感」を持っていると思います。 この「劣等感」は、アドラーが発見したそうです。 アドラーは、「劣等感」を「理想の状態とのギャップ」と捉えています。 ですから、「劣等感」を感じること自体は普通のことであり、足りない部分を補う…
最近、一般的になってきた心理学に「アドラー心理学」があります。 心理学の世界で、突出して有名なフロイトやユングと同世代の人ですが、なぜか二人ほどの強い印象がなく、注目されてきませんでした。 アドラーは、人間性心理学の源流として、その後のポジ…