オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

4D Leadership

医師であり、神経科学者でもあるビジネスコンサルタントのDr. Alan Watkins著書の「4D Leadership」に、私が常々、社会人学習の考え方で大切にしていた「OS」のバージョンアップか、「アプリケーション」のインストール・アップデートか、という事について言及がありました。

まさに「我が意を得たり」でした。

私を含め、「すべきこと」を最優先し、「行動」することに翻弄される日々に辟易しているビジネスリーダーの方は多いのでは無いかと思います。

しかし、この本では、内省の重要性を問うています。

昨今のリーダーシップのトレンドもリフレクションであり、やはり大切なことなのだと感じます。

また、我々が対話する際、ついつい「一人称」や「三人称」視点で行うことが多くなります。

著者は、「二人称」視点が重要であると述べています。

つまり、「相手」の意見を尊重するということです。

「二人称」視点を意識できるようになれば「人に譲る」事が出来るようになると言っています。

まさに「興譲」の精神です。

この精神は、高次の精神発達が必要であると著者は述べていますが、まずは、日常的に意識することから始めたいものです。

そのためにも、新しいアプリケーション(知識・技能)にばかり目を向けず、OS(人間性)のバージョンアップを心がけていきましょう。

 

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