オフィスKojo 「伝刻の詞」

「人のこと」にまつわるさまざまなできごとを本質的な視点で見つめていきます。

守破離

米国のP. ハーシーとK. ブランチャードが提唱したリーダーシップ論に「状況対応リーダーシップ」というモデルがあります。

リーダーシップ論ですが、どちらかというと部下指導論だと思っています。

この論で面白いのが、ティーチング・コーチング・エンパワーメントを上手く展開できる理論であることです。(直接的には言っておりません。あくまでも、私の解釈です)

で、この理論を知ってから、何かに似てるなぁ・・・と思っていたのですが、自分なりに「守破離」の考え方と近いなぁと思い至りました。

守破離」とは、人がある道を究めるのに歩むべき3段階のこととされています。

武道や茶道などの日本古来の『道』文化が発展、進化してきた思想であるといわれています。

「守」とは、師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むことで、「破」とは、 師の流儀を極めた後に他流をも研究すること、「離」は、自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すことだといわれています。

日本の『道』文化は、奥深いものです。

欧米から輸入してきた考え方だけに移入するのではなく、このような日本ならではの考え方も大切にできればいいですね。